MADSAKI

 ‘74年大阪生まれ。幼少期に両親とニューヨークに移住。80年代から90年代にかけてのニューヨークの街がもっとも活気に溢れた時期に、アート/ミュージック シーンの強い影響を受け、アーティストを志す。'92年にParsons School of Designに入学、ファイン・アートを学び、生涯一アーティストとして生きていくことを決意する。

 創作活動の傍らバイシクルメッセンジャーとして生計を立てるが、そのメッセンジャー生活で得た感覚がのちの創作に大きな影響を及ぼす。‘01年にはニューヨークのアート集団、Barnstormersにも参加。作品発表の機会を経て、アーティストとしての知名度を上げる。

 ’04年、25年に及んだニューヨーク生活を休止し日本に帰国。活動の拠点を東京に移し、ゼロ状態からアーティスト活動を再始動する。直後にアンダーカバーのデザイナー、高橋盾と『INTERMISSION』を共作し、その存在が一気に日本にも知られることとなる。これを境にして作風を一変させる。またフィックスドバイクを東京でも乗っていたことが話題となり、はからずもフィックスドバイク・カルチャーの伝道師的存在としてもストリートに名を広めることになる。

 “MADSAKI”の近年の活動としては、『All Day I Dream About Sunsex』(Meguro Rice Factory / ‘07年)、『All Day I Dream About Sunsex / paintings』(Clear Gallery / ‘09年)、ディズニー・チャイナとのプロジェクト『MAN IS IN THE CAN』 (Public Image.3D/ANSWR /‘10年)などがある。独自の感性から生み出される唯一無二の作風に対する評価は、日本だけでなくアメリカ、オーストラリア、アジアなど海外においても高まっている。


TEXT by Yukihisa Takei (HIGHVISION)